前回同様モダマスたーず2015でもアーキータイプドラフトが行えるようにデザインがされているという。
前回は
白青:アーティファクト
白黒:レベル
青黒:フェアリー
青赤:秘儀・連繋
黒赤:ゴブリン
黒緑:発掘・墓地利用
赤緑:待機・ストーム
赤白:巨人
緑白:サリッド・トークン
緑青:烈日・マナ加速
といった具合だ。

今回は
白青:金属術・親和
白黒:スピリットクラフト
青黒:増殖
青赤:エレメンタル
黒赤:狂喜
黒緑:ハスク
赤緑:ビッグマナ・版図
赤白:装備品・二段攻撃
緑白:召集
緑青:移植
 と言った感じ。

 白青は金属術や親和を駆使したアーティファクトを主体とした戦法が取りやすくなっている。有色アーティファクトもこの2色にしかなく、金属術や親和はアーティファクトを集めないと使いにくい能力なので他と被らなければかなり有効な戦略だと思う。

 スピリットはほぼ白と黒にしか収録されていないので自ずとスピリットクラフトを意識した構成になるかと思う。転生を持つカードもあるので黒のハスク系のカードと組み合わせても面白い。
 
 カウンターの数を増やす増殖は青と黒だけの特権となっている。増殖を生かすためには萎縮・移植・狂喜を持つカードや蓄積カウンターを使うアーティファクト等を揃えていく必要がる。対戦相手を妨害するカードが多いのでコントロール寄りの動きをする事になるだろう。

 エレメンタルは青と赤に集中している。想起を持つクリーチャーでアドバンテージを稼ぎながら赤のエレメンタル支援カードでバックアップしていく。その他の部族系戦略にも言えるが、多相を持つカードも積極的に使っていきたい。

 狂喜を持つカードは黒赤にしかない。除去で道をこじ開けて対戦相手に直接戦闘ダメージを与えたり、火力呪文で対戦相手に直接ダメージを叩き込めるようにカードを揃えていきたいところだ。

 黒緑はクリーチャーを犠牲にして利益を得るカードが揃っている。トークンを生み出すカードや死亡時誘発を持つクリーチャーが存在するのでタマには困らないだろう。この2色にはエルドラージ・ドローンが使えるので高コストのエルドラージを使う事も難しくはないかもしれない。

 赤緑には唯一基本土地サイクリングが実装されている。そして両者ともに版図を持つカードがあり、赤には5色のマナを要求するカードも存在する。多重キッカーを持つカードも集中しているので何かとマナが必要になる組み合わせである。

 白には装備品を探してくるカード、赤にはパワーを参照するカードがあるためこうした戦法が噛み合ってくる。さらに二段攻撃を持つクリーチャーも揃っているのでパワーを増強する装備品との相性は抜群だ。強化系のオーラが少ないのが残念である。

 旧ラヴニカ同様、緑白はトークンを生み出して召集で支払いに充てるという戦法をとる事になるだろう。とにかくクリーチャーを横に伸ばす事を考えていきたい。

 こちらも旧ラヴニカ同様、移植がテーマになっている。+1/+1カウンターを扱うカードが多いので青の増殖もあると助かるだろう。また緑が得意とするトークン生成カードを組み合わせればクリーチャーの頭数を増やしつつ、移植で強化という事も可能だ。

 大体こんな感じだとは思うのでドラフトをやる機会があれば意識してほしい。シールドは運ゲーなので必ずしもこうした戦法が取れるわけではないのが辛いところ。

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