むかしむかしの事、僕がマジックを始めた頃のお話。当時は「《アダーカー荒原/Adarkar Wastes(10ED)》と《神の怒り/Wrath of God(10ED)》さえあれば一生遊べる」などと言われていた。というのも当時、この2枚は高額カードで揃えるのが大変だった。しかし、一度揃えてしまえばずっと『U/W Contorol』が組めるので損はしないという意味であった。

 しかし、その言葉も次第に揺らぎ始める。まず"第8版"で《アダーカー荒原/Adarkar Wastes(10ED)》がスタンダードを去る。代わりに入ってきたのが《沿岸の塔/Coastl Tower(8ED)》であった。その後"第9版"と"第10版"で連続して再録されるが、それ以降の再録は無い。
 《神の怒り/Wrath of God(10ED)》に関しても"第10版"以降、通常のセットでの再録は無く、スタンダードから消え去ってしまった。むしろ現在のスタンダードには白に4マナのクリーチャーの全体除去が存在しなくなってしまった。

 かといって下の環境で使えるかというと微妙。2色地形の選択肢が多いので《アダーカー荒原/Adarkar Wastes(10ED)》が優先されて使われる事は少ない。《神の怒り/Wrath of God(10ED)》に関しても速度の遅いデッキぐらいでしか使えないため4枚フルで積むという事は少ないだろう。

 じゃああの時何を買っておけばよかったのかというと《Tundra(3ED)》だった。当時はエクステンデッドというスタンダードよりさらに広いカード・プールを持つフォーマットが存在した。このフォーマットにはローテーションがあったので"Revised"に収録されているカードは使えなかったのだが、デュアルランドだけは特別に使用が認められていた。
 当時の《Tundra(3ED)》の値段はおおむね2000円台であった。今の値段から比べるとはるかに安い。絶版になってから4~5年しか経っておらず、エクステンデッドをやるのはトーナメント志向の高いプレイヤーというイメージがあってか需要が低かった。無論、僕自身もスタンダードのカードですら手を出せないのになぜエクステンデッドの2000円以上もするカードを買わなきゃいかんのかと思いかう事は無かった。

 そして"オンスロート"が発売されるとエクステンデッドでローテーションが行われ、デュアルランドが使えなくなる。使用可能なのはType1とType1.5のみ。今でいうヴィンテージとレガシーである。んがしかし当時はそこまでこのフォーマットは浸透していなかった。レガシーの前身であるType1.5はType1で禁止・制限に指定されているカードがすべて禁止という現在のレガシーとはかけ離れたフォーマットであった。そんなフォーマットを誰がやるのかというと誰もやるわけがない。当たり前だがその時もデュアルランドは買わなかった。

 その後ヴィンテージとレガシーが創設されるとデュアルランドの需要は一気に高まり現在の状況になったというわけだ。あの時買っておけばと思う事もあったが小中学生が1枚1000円超えるカードをそう簡単に買えるわけがないので後悔する気にもなれない。

 現在は情報伝達速度も上がり、情報格差に悩まされていた日本人も世界で活躍する一方、大会の結果や攻略記事の内容がすぐさまカードの価格に反映される。店側も自由に情報を発信できるようになったので買取価格や販売価格をリアルタイムで伝える事が出来る。これにより起きたのが異常なシングルカードの高騰である。便利な社会になったが故の悩みどころだ。

 ここまで来るとレガシーの資産を一から揃えるのとスタンダードを追っかけるのとではほぼ差が無くなっている。前から言われていた事ではあるが、現在はそれが顕著になっていると思う。だからと言って辞める理由にはならないけどね。


Albert Vizcarra の『Restore Balance』
StarCityGames.com Premier IQ(2015/10/11/20)第6位

13 土地
4 《進化する未開地/Evolving Wilds(BFZ)》
2 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(EXP)》
1 《森/Forest》
2 《島/Island》
1 《山/Mountain》
1 《平地/Plains》
1 《蒸気孔/Steam Vents(EXP)》
1 《沼/Swamp》
12 クリーチャー
4 《大いなるガルガドン/Greater Gargadon(TSP)》
2 《ニヒリス/Nihilith(FUT)》
2 《裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate(TSP)》
4 《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide(PLC)》
31 その他の呪文
4 《献身的な嘆願/Ardent Plea(ARB)》
2 《内にいる獣/Beast Within(NPH)》
2 《四肢切断/Dismember(NPH)》
4 《原霧の境界石/Fieldmist Borderpost(ARB)》
4 《火荒の境界石/Firewild Borderpost(ARB)》
2 《霧脈の境界石/Mistvein Borderpost(ARB)》
3 《均衡の復元/Restore Balance(TSP)》
2 《脈火の境界石/Veinfire Borderpost(ARB)》
4 《暴力的な突発/Violent Outburst(ARB)》
4 《荒原の境界石/Wildfield Borderpost(ARB)》
4 プレインズウォーカー
1 《情け知らずのガラク/Garruk Relentless(ISD)》
2 《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought(RTR)》
1 《荒ぶる波濤、キオーラ/Kiora, the Crashing Wave(BNG)》
15 サイドボード
1 《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》
2 《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》
2 《鋳塊かじり/Ingot Chewer(LRW)》
2 《コーの火歩き/Kor Firewalker(WWK)》
4 《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》
1 《霧覆いの平地/Mistveil Plains(SHM)》
3 《跳ね返りの罠/Ricochet Trap(WWK)》

 続唱で"時のらせん"に存在するレアのマナ・コストを持たないカードを唱えるデッキというのはいくつかあるが、こちらは《均衡の復元/Restore Balance(TSP)》を採用したものである。
 手始めに《大いなるガルガドン/Greater Gargadon(TSP)》を待機状態にしておく。後は土地やその他のクリーチャーを生け贄に捧げて時間カウンターを減らして《均衡の復元/Restore Balance(TSP)》の解決に合わせれば相手の戦場は壊滅状態となる。後は無人の荒野となった戦場を《大いなるガルガドン/Greater Gargadon(TSP)》で駆け抜ければいい。
 土地とクリーチャー以外は残るのでこちらは各種境界石でマナを確保。さらに4体のプレインズウォーカーで各種アドバンテージを確保できる。特に境界石は自分の土地の枚数を減らせるので《均衡の復元/Restore Balance(TSP)》との相性が非常にいい。
 また《ニヒリス/Nihilith(FUT)》を待機させておけば《均衡の復元/Restore Balance(TSP)》で相手の墓地にカードが落ちるため一気に時間カウンターを取り除くことが出来る。
 一番の弱点は《差し戻し/Remand(RAV)》である。《均衡の復元/Restore Balance(TSP)》を撃つために戦場を調整したという事はかなり不利な状況にあるという事である。そこで《均衡の復元/Restore Balance(TSP)》を打ち消されてしまうとかなりきつい。再び唱えるのも非常に難しいため立て直しがしにくくなる。
 そうしたことを鑑みて《跳ね返りの罠/Ricochet Trap(WWK)》が採用されている。対象を別にそらすことで被害を最小限に食い止めるというわけだ。
 立ち上がりが遅いデッキなので『Burn』のような早いデッキには苦戦を強いられる。対策として《コーの火歩き/Kor Firewalker(WWK)》と《神聖の力線/Leyline of Sanctity(M11)》を積んで対処している。
 なるべく3マナの続唱で引っ掛からないカードを積む必要があるので墓地対策には《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre(SHM)》、ビートダウン相手には《炎渦竜巻/Firespout(SHM)》、アーティファクト対策には《鋳塊かじり/Ingot Chewer(LRW)》と工夫が見られる。
 


Jacob Lively の『G/W Megamorph』
StarCityGames.com Standard Open(2015/10/10)優勝
25 土地
3 《梢の眺望/Canopy Vista(BFZ)》
3 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(EXP)》
6 《森/Forest》
5 《平地/Plains》
4 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(EXP)》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(EXP)》
24 クリーチャー
4 《死霧の猛禽/Deathmist Raptor(DTK)》
4 《棲み家の防御者/Den Protector(DTK)》
4 《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》
2 《隠れたる龍殺し/Hidden Dragonslayer(DTK)》
3 《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer(ORI)》
4 《始まりの木の管理人/Warden of the First Tree(FRF)》
3 《風番いのロック/Wingmate Roc(KTK)》
7 その他の呪文
4 《ドロモカの命令/Dromoka’s Command(DTK)》
3 《果敢な姿勢/Valorous Stance(FRF)》
4 プレインズウォーカー
4 《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》
15 サイドボード
2 《徴税の天使/Archangel of Tithes(ORI)》
1 《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka(DTK)》
2 《進化の飛躍/Evolutionary Leap(ORI)》
2 《ギデオンの叱責/Gideon’s Reproach(BFZ)》
1 《見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen(FRF)》
3 《正義のうねり/Surge of Righteousness(DTK)》
2 《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance(ORI)》
2 《囁き森の精霊/Whisperwood Elemental(FRF)》
 爆発力に優れる『Atarka Red』が制した先週とは打って変わって今週は『G/W Megamorph』と『Jeskai Black』が大躍進する結果となった。
 緑系のデッキを支えていた1マナ域のマナクリーチャーがいなくなった事で使われ出したのが《始まりの木の管理人/Warden of the First Tree(FRF)》である。2回目の起動でサイズが上昇しないのが難点であったが、火力が弱体化したことで除去されにくくなったため生き残りやすくなった。自身の能力のおかげで後半に引いても腐りにくいのも嬉しいところ。
 今週のトップメタになっていた『Atarka Red』に対抗するため、対処しにくい《死霧の猛禽/Deathmist Raptor(DTK)》と除去してもトークンが残る《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》を採用。さらに《風番いのロック/Wingmate Roc(KTK)》でライフを回復しプランを狂わせる。
 また依然として強さを誇る『Abzan Aggro』に対しては《隠れたる龍殺し/Hidden Dragonslayer(DTK)》で《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》を仕留める。ライフ差は付いてしまうが《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》の攻撃を止められるなら悪くはない。
 最近徐々に値段を伸ばしつつある人気カード《ゼンディカーの同盟者、ギデオン/Gideon, Ally of Zendikar(BFZ)》もしっかり4枚積まれている。どのモードを使っても強いので今後の白いデッキには必須カードになっているだろう。
 サイドにも『Atarka Red』を意識して《ギデオンの叱責/Gideon’s Reproach(BFZ)》や《正義のうねり/Surge of Righteousness(DTK)》といった軽量除去とライフ回復用の《見えざるものの熟達/Mastery of the Unseen(FRF)》が採用されている。苦手な対コントロールには《龍王ドロモカ/Dragonlord Dromoka(DTK)》と《囁き森の精霊/Whisperwood Elemental(FRF)》で対処。この辺のカードが入るだけでだいぶ有利になる。
 プロツアーを今週末に控え、いよいよ新環境最初の総決算が披露される。果たしてプロはどんなデッキを隠し持っているのか気になるところだ。


John Taylor の『Four-Color-Aristocrats』
25 土地
2 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire(EXP)》
1 《梢の眺望/Canopy Vista(BFZ)》
1 《燃えがらの林間地/Cinder Glade(BFZ)》
2 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(EXP)》
1 《森/Forest》
1 《山/Mountain》
1 《平地/Plains》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta(EXP)》
1 《大草原の川/Prairie Stream(BFZ)》
1 《燻る湿地/Smoldering Marsh(BFZ)》
1 《窪み渓谷/Sunken Hollow(BFZ)》
5 《沼/Swamp》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(EXP)》
26 クリーチャー
4 《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion(KTK)》
4 《軍族の解体者/Butcher of the Horde(KTK)》
2 《捕われの宿主/Carrier Thrall(BFZ)》
2 《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter(BFZ)》
4 《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》
2 《息詰まる忌わしきもの/Smothering Abomination(BFZ)》
4 《スゥルタイの使者/Sultai Emissary(FRF)》
4 《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat(BFZ)》
7 その他の呪文
2 《骨の粉砕/Bone Splinters(BFZ)》
2 《進化の飛躍/Evolutionary Leap(ORI)》
2 《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》
1 《前哨地の包囲/Outpost Siege(FRF)》
2 プレインズウォーカー
2 《真面目な訪問者、ソリン/Sorin, Solemn Visitor(KTK)》
15 サイドボード
4 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric(FRF)》
2 《完全無視/Complete Disregard(XEN》
2 《はじける破滅/Crackling Doom(KTK)》
2 《前哨地の包囲/Outpost Siege(FRF)》
4 《精神背信/Transgress the Mind(KTK)
1 《完全なる終わり/Utter End(KTK)》

 新環境におけるテストデッキ。プロツアー・ギルド門侵犯を制した『Aristocrats』のようにクリーチャーを生け贄に捧げ、死亡時誘発を利用してアドバンテージを稼いでいくデッキである。
 このデッキの場合は《軍族の解体者/Butcher of the Horde(KTK)》、《息詰まる忌わしきもの/Smothering Abomination(BFZ)》、《骨の粉砕/Bone Splinters(BFZ)》、《進化の飛躍/Evolutionary Leap(ORI)》がサクリ台。《捕われの宿主/Carrier Thrall(BFZ)》、《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》、《スゥルタイの使者/Sultai Emissary(FRF)》が生け贄として捧げられる死亡時誘発を持つクリーチャーだ。
 さらに《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter(BFZ)》、《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat(BFZ)》は他のクリーチャーが死亡したときにも能力が誘発するため、上記のカードとの相性がいい。
 シナジーを重視したデッキであるが故に思いもよらない方向からゲームが決まる事もあるのがこのデッキの面白さ。《進化の飛躍/Evolutionary Leap(ORI)》でクリーチャーを持って来れるのでサイドボードの取り方にもプレイヤーのセンスとメタゲームの結果が反映されるだろう。
 土地さえそろっていればあっさりと3色以上のデッキが組める環境になっているので様々なデッキが登場してくるだろう。唯一の良心は汎用5色地形が無いという事ぐらいか。


 ウィザーズ社の日本支社が求人を出している。新卒採用ではなく、経験者優遇の中途採用のものである。
 というのも業務内容がグランプリ等のトーナメントや店舗で開催されるイベントのマネジメントや企画・運営に加え商品の物流コントロールといったマーケティングやイベントにおけるマネジメント業務のスキルが求められているものばかりだからだ。
 無論、アメリカの会社なので英会話や読み書きができた方が断然有利だし、周りの人間をまとめてプロジェクトを推進した経験がある人が求められている。
 トレーディングカードゲーム自体に興味があり、様々な人と触れ合う事が好きな人である事が何よりも大事である。
 マジックに関われる仕事に就けるのはありがたいかもしれないが、ここに入っちゃうと公式の大会に出られなくなってしまうので気を付けるべし。


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Matthew Farney の『Jeskai Allies』
StarCityGames.com Premier IQ (2015/10/4) 第10位

20 土地
4 《同盟者の宿営地/Ally Encampment(BFZ)》
4 《乾燥台地/Arid Mesa(EXP)》
4 《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》
1 《山/Mountain》
4 《平地/Plains》
1 《聖なる鋳造所/Sacred Foundry(EXP)》
1 《沸騰する小湖/Scalding Tarn(EXP)》
1 《蒸気孔/Steam Vents(EXP)》
29 クリーチャー
4 《アクームの戦歌い/Akoum Battlesinger(WWK)》
4 《探険隊の特使/Expedition Envoy(BFZ)》
4 《ハーダの自由刃/Hada Freeblade(WWK)》
3 《ジュワーの多相の戦士/Jwari Shapeshifter(WWK)》
4 《カビーラの福音者/Kabira Evangel(ZEN)》
4 《カザンドゥの刃の達人/Kazandu Blademaster(ZEN)》
2 《コーの刃振り/Kor Bladewhirl(BFZ)》
1 《ランタンの斥候/Lantern Scout(BFZ)》
3 《ファイレクシアの変形者/Phyrexian Metamorph(NPH)》
11 その他の呪文
4 《霊気の薬瓶/Aether Vial(DST)》
3 《雲隠れ/Cloudshift(AVR)》
4 《流刑への道/Path to Exile(CON)》
15 サイドボード
3 《ドラゴンの爪/Dragon’s Claw(M12)》
1 《ランタンの斥候/Lantern Scout(BFZ)》
3 《無視/Pay No Heed(M14)》
3 《引き裂く流弾/Rending Volley(DTK)》
2 《タクタクの潰し屋/Tuktuk Scrapper(WWK)》
3 《摩耗+損耗/Wear & Tear(DGM)》

 "戦乱のゼンディカー"で新たに同盟者が追加されたおかげで同盟者の部族デッキが組みやすくなった。
 中でも1マナ域を埋める《探険隊の特使/Expedition Envoy(BFZ)》の登場は大きいと言える。さらには追加の《魂の洞窟/Cavern of Souls(AVR)》ともいえる《同盟者の宿営地/Ally Encampment(BFZ)》を手に入れマナ・ベースの安定も実現している。
 問題は何色で組むかなのだが、5色すべてにあるので非常に悩ましいところ。こちらは軽めのクリーチャーが多い白を中心にしている。そこに赤の同盟者を加えて突破力を生み出しつつ、青のコピー能力を持つクリーチャーでその状況にあった同盟者を追加していく。
 結集を再利用するため《雲隠れ/Cloudshift(AVR)》がメインから使われている。もちろん単体除去を回避する事も出来るので腐る状況は少ないだろう。

 初日に回した40連の残り1500円と追加資金3000円をツアーズにぶち込む。SRは恒常芽以たそだけ。マスから出たのは全部萌果だった。あの最終進展のシチュエーションはややシコなのでまあいいか。
 ていうかコスト15のHRってどうい事だよ。シュークリーム与えたらどうなってしまうんだろうか。SRに至ってはコスト16以上だしインフレは続いてますな。Juliaも3枚拾えたし炭酸も回収できたからこれでやめにしておこう。
 《窪み渓谷/Sunken Hollow(BFZ)》*3と《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》*3の発送案内が来た。これで何とかなりそう。
 どうでもいいけど《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》はカードを整理していたら既に2枚ある事が注文後に分ったので侍際には2枚でよかったんだよね。まあ、需要が上がったら売り払うって事でいいかな。
Jeff Kruchkow の『Esper Dragons』
StarCityGames.com Standard Open(2015/10/3)第3位

27 土地
2 《荒廃した湿原/Blighted Fen(BFZ)》
4 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(KTK)》
2 《精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon(DTK)》
5 《島/Island》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta(KTK)》
2 《大草原の川/Prairie Stream(BFZ)》
4 《窪み渓谷/Sunken Hollow(BFZ)》
4 《沼/Swamp》
6 クリーチャー
4 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai(DTK)》
2 《漂う死、シルムガル/Silumgar, the Drifting Death(FRF)》
26 その他の呪文
2 《完全無視/Complete Disregard(BFZ)》
2 《命運の核心/Crux of Fate(FRF)》
3 《蔑み/Despise(KTK)》
4 《時を越えた探索/Dig Through Time(KTK)》
3 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation(DTK)》
2 《手酷い失敗/Horribly Awry(BFZ)》
1 《衰滅/Languish(ORI)》
2 《風への散乱/Scatter to the Winds(BFZ)》
4 《シルムガルの嘲笑/Silumgar’s Scorn(DTK)》
3 《完全なる終わり/Utter End(KTK)》
1 プレインズウォーカー
1 《精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon(FRF)》
15 サイドボード
4 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric(FRF)》
1 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke(KTK)》
1 《払拭/Dispel(BFZ)》
1 《龍王の大権/Dragonlord’s Prerogative(DTK)》
1 《忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation(DTK)》
3 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy(ORI)》
1 《衰滅/Languish(ORI)》
1 《否認/Negate(ORI)》
1 《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited(BFZ)》
1 《護法の宝珠/Orbs of Warding(ORI)》

 僕も使っている『Esper Dragons』はローテーションにより《思考囲い/Thoughtseize(THS)》、《英雄の破滅/Hero’s Downfall(THS)》、《胆汁病/Bile Blight(BNG)》、《欺瞞の神殿/Temple of the Deceit(THS)》、《解消/Dissolve(THS)》、《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver(THS)》等を失った。しかし、そうしたカードに代わるものが収録されたため大きな弱体化はしていないように見える。
 まずはこれを参考にデッキを組み直したい。何枚か持っていないカードもあるが、そこは知恵と工夫で立ち向かうつもり。





Brian Demars の『Atarka Red』
StarCityGames.com Standard Open(2015/10/3)

21 土地
4 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire(KTK)》
2 《燃えがらの林間地/Cinder Glade(BFZ)》
1 《森/Forest》
8 《山/Mountain》
2 《吹きさらしの荒野/Windswept Heath(KTK)》
4 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(KTK)》
17 クリーチャー
4 《ケラル峠の修道院長/Abbot of Keral Keep(ORI)》
2 《カラデシュの炎、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh(ORI)》
2 《稲妻の狂戦士/Lightning Berserker(DTK)》
1 《マキンディの滑り駆け/Makindi Sliderunner(BFZ)》
4 《僧院の早槍/Monastery Swiftspear(KTK)》
4 《鐘突きのズルゴ/Zurgo Bellstriker(DTK)》
22 その他の呪文
4 《アタルカの命令/Atarka’s Command(DTK)》
3 《強大化/Become Immense(KTK)》
4 《ドラゴンの餌/Dragon Fodder(DTK)》
3 《ティムールの激闘/Temur Battle Rage(FRF)》
4 《タイタンの力/Titan’s Strength(ORI)》
4 《乱撃斬/Wild Slash(FRF)》
15 サイドボード
3 《弧状の稲妻/Arc Lightning(KTK)》
2 《焦熱の衝動/Fiery Impulse(ORI)》
2 《ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter(FRF)》
4 《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》
2 《焙り焼き/Roast(DTK)》
2 《雷破の執政/Thunderbreak Regent(DTK)》

 "戦乱のゼンディカー"発売直後のSCGを制したのは"プロツアー・タルキール龍紀伝"で優勝を飾ったデッキ。ただし、《稲妻の一撃/Lightning Strike(M15)》などの火力呪文や《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster(M15)》などのクリーチャーが使えないので少々勝手が異なる。
 軽量の火力呪文が少なくなったためクリーチャーによるビーダウン戦法を重視している。さすがにそのままでは小粒なので《強大化/Become Immense(KTK)》や 《ティムールの激闘/Temur Battle Rage(FRF)》 、《タイタンの力/Titan’s Strength(ORI)》で強化してやりたい。
 このデッキの強みは《ケラル峠の修道院長/Abbot of Keral Keep(ORI)》だろう。位置的に手札を増やしてくれることも大事だが、2マナの果敢持ちというのが何よりも重要だ。
 若干、パワーが落ちたように見えるが2色地形である《燃えがらの林間地/Cinder Glade(BFZ)》をフェッチランドで持って来られるようになったので安定性は上がっている。今後も環境に残り続けると思われる。
 なお《燃えがらの林間地/Cinder Glade(BFZ)》に関してはモダンでも『Scapeshift』における5枚目以降の《踏み鳴らされる地/Stomping Ground(GTC)》として活躍が期待されている模様。
 

Kent Ketter の『Five-Color Bring to Light』
26 土地
3 《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire(KTK)》
1 《梢の眺望/Canopy Vista(BFZ)》
1 《燃えがらの林間地/Cinder Glade(BFZ)》
3 《溢れかえる岸辺/Flooded Strand(KTK)》
1 《森/Forest》
1 《島/Island》
1 《山/Mountain》
1 《平地/Plains》
3 《汚染された三角州/Polluted Delta(KTK)》
1 《大草原の川/Prairie Stream(BFZ)》
1 《乱脈な気孔/Shambling Vent(BFZ)》
1 《燻る湿地/Smoldering Marsh(BFZ)》
1 《窪み渓谷/Sunken Hollow(BFZ)》
1 《沼/Swamp》
3 《吹きさらしの荒原/Windswept Heath(KTK)》
3 《樹木茂る山麓/Wooded Foothills(KTK)》
17 クリーチャー
1 《龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutai(DTK)》
4 《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》
4 《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy(ORI)》
4 《カマキリの乗り手/Mantis Rider(KTK)》
4 《包囲サイ/Siege Rhino(KTK)》
17 その他の呪文
4 《アブザンの魔除け/Abzan Charm(KTK)》
3 《白日の下に/Bring to Light(BFZ)》
3 《はじける破滅/Crackling Doom(KTK)》
3 《焦熱の衝動/Fiery Impulse(ORI)》
1 《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》
2 《宝船の巡航/Treasure Cruise(KTK)》
1 《完全なる終わり/Utter End(KTK)》
15 サイドボード
3 《アラシンの僧侶/Arashin Cleric(FRF)》
1 《棲み家の防御者/Den Protector(DTK)》
2 《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke(KTK)》
3 《強迫/Duress(DTK)》
1 《部族養い/Feed the Clan(KTK)》
1 《衰滅/Languish(ORI)》
1 《否認/Negate(ORI)》
2 《光輝の炎/Radiant Flames(BFZ)》
1 《悲劇的な傲慢/Tragic Arrogance(ORI)》

 SCGに持ち込まれたデッキの内の1つ。《白日の下に/Bring to Light(BFZ)》で状況に応じたカードを持ってきて有利にゲームを進めていく。
 唱える際にマナ・コストがかからないため《搭載歩行機械/Hangarback Walker(ORI)》との相性は悪そうに見えるが、序盤に行動することが無い場合の壁役になるので、動きが遅いこのデッキにはありがたいカードと言える。
 クリーチャーは現環境でも強い部類に入るものばかりである。中でも《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn’s Prodigy(ORI)》は変身すれば《白日の下に/Bring to Light(BFZ)》を再利用できるので何よりも大事なカードだ。
 デッキの構造上、フェッチを使う事が多いので《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》や 《宝船の巡航/Treasure Cruise(KTK)》も少ないマナで唱えられる事が多いだろう。とはいえ枚数を増やすと《白日の下に/Bring to Light(BFZ)》と噛み合うカードが減ってしまうので採用枚数は控えめである。
 サイドをうまくとればいろいろな相手ともそれなりに戦えそうなので研究が進めばトップメタに食い込んでくるかもしれない。
 それはそうと《白日の下に/Bring to Light(BFZ)》の値段が少しずつ上昇しているので欲しい人は今のうちに確保しておいた方がいいかもしれない。

女の子の乳房(パイオツ)の大きさは大体15歳で決まるらしいっすよ?
女の子の乳房(パイオツ)の大きさは大体15歳で決まるらしいっすよ?
女の子の乳房(パイオツ)の大きさは大体15歳で決まるらしいっすよ?
 開封結果。列記するのも面倒なので画像を参照されたし。見にくくてスマン。
銀色の小さいギザギザしたクリップ
届いたぞ
 戦乱のゼンディカー3BOX分の発送メールが2通届いた。間違って2回頼んでしまったのではないかと思い焦って注文履歴を確認したがそんな事は無かった。発売日に来ればいいけど無理そうだなぁ・・・
 こんかいのふむふむは完全に手を抜いていたので4万位台で終了。それよりもクラスランクを維持できたのでOK。声集めたいからデートチケットがすぐになくなっちゃうからね。
 レイドで貰える限定カードのコストが上昇するとはね・・・。ますますバッジで交換しにくくなるじゃないか。下位SRに価値が出たのはありがたいがリングの交換数も跳ね上がるからきついね。おじさんのセンバツだと副センでも19800台無いと入らないからよっぽどおっぱいおっぱいなカードでない限りギフトから下ろすこともないからね。今回は静観という事で。
 いまさらだがレガシーにおいて《黒の万力/Black Vise(4ED)》が禁止解除されて《時を越えた探索/Dig Through the Time(KTK)》が禁止された。ヴィンテージでも制限を喰らったので、《時を越えた探索/Dig Through the Time(KTK)》はローテーション後に4枚使えるフォーマットは存在しない事になる。

 グランプリ千葉で『Omni Tell』のミラーを見ていたのだが、勝負を決めたのはお互いに《時を越えた探索/Dig Through the Time(KTK)》とカウンターを打ち合いによるアドバンテージ合戦であった。結局勝利したのは《時を越えた探索/Dig Through the Time(KTK)》を通して決め手となるカードを引けたプレイヤーだった。お互いに「ミラーだとこうなっちゃいますよね~」と苦笑しながらスタックを解決していたのがレガシーの禍禍しさを表していた。
 
 解禁された《黒の万力/Black Vise(4ED)》は大昔に第1ターンに《暗黒の儀式/Dark Ritual(MMQ)》から3枚同時に出されて悶絶した記憶がある懐かしいカードである。長らく禁止裁定を喰らっていたので比較的値段は安く、安ストレージに突っ込まれていた記憶がある。何かに使えるかもしれないととりあえず3枚買っておいてがまさかここにきて禁止解除されるとはね。案の定、大幅に値上がりしている。元の値段の10倍ぐらいにはなってるね。
 手札を溜めこむ相手にはよく効く。逆に一気に手札を消費してしまうようなデッキには効果は薄い。とは言えビートダウンでも最初の数ターンであれば多分6点は削れると思うので第1ターンに置ければ宇宙である。
 あるいはこちらからロックを仕掛けて手札を消費させないようにすれば面白いようにダメージが蓄積していく。一番手っ取り早いのがマナを縛る方法。相手は土地を置く以外何もできなくなれば勝手にやられてくれる。
 もう1つは相手の手札を積極的に増やす戦法。《吠えたける鉱山/Howling Mine(M10)》辺りが良き相棒だった。

 レガシーとヴィンテージの勢力図が変わるのは間違いないだろう。
Brivenix の『Sultai Control』
Modern Daily (201509/25)第3位

24 土地
2 《繁殖池/Breeding Pool(EXP)》
2 《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
3 《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》
1 《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(M13)》
1 《森/Forest》
1 《幽霊街/Ghost Quarter(ISD)》
2 《島/Island》
4 《霧深い雨林/Misty Rainforest(EXP)》
2 《草むした墓/Overgrown Tomb(EXP)》
4 《汚染された三角州/Polluted Delta(EXP)》
1 《沼/Swamp》
1 《湿った墓/Watery Grave(EXP)》
11 クリーチャー
3 《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage(ISD)》
3 《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》
2 《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang(FRF)》
2 《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》
1 《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique(MOR)》
22 その他の呪文
3 《急速な衰微/Abrupt Decay(RTR)》
1 《強迫的な研究/Compulsive Research(RAV)》
2 《謎めいた命令/Cryptic Command(LRW)》
2 《滅び/Damnation(PLC)》
1 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm(RTR)》
4 《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
1 《大渦の脈動/Maelstrom Pulse(PLC)》
3 《マナ漏出/Mana Leak(M12)》
4 《血清の幻視/Serum Visions(5DN)》
1 《思考囲い/Thoughtseize(THS)》
3 プレインズウォーカー
2 《悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver(THS)》
1 《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought(RTR)》
15 サイドボード
2 《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
1 《払拭/Dispel(BFZ)》
3 《部族養い/Feed the Clan(KTK)》
2 《大爆発の魔道士/Fulminator Mage(SHM)》
1 《残忍な切断/Murderous Cut(KTK)》
1 《自然の要求/Nature’s Claim(CSP)》
1 《魂の裏切りの夜/Night of Souls’ Betrayal(CHK)》
1 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
1 《呪文滑り/Spellskite(NPH)》
1 《外科的摘出/Surgical Extraction(NPH)》
1 《思考囲い/Thoughtseize(THS)》

 レガシーではよく見かける組み合わせだが、モダンでは珍しい。使用できるカードが違うせいなのだが、モダンでも強力なカードが揃っているので十分強力なデッキが作れる。
 序盤は《タルモゴイフ/Tarmogoyf(FUT)》でクロックを刻みつつ、後半は《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang(FRF)》と《スラーグ牙/Thragtusk(M13)》でアドバンテージを回復。そのまま殴りきってしまう。
 あらゆるパーマネントが除去できて手札破壊にカウンターまで搭載しているのでかなり丸いデッキである。であるが故に引きが噛み合わないと全く歯が立たないという事もしばしば。

友情(強制)

2015年9月27日 TCG全般
 Brian Kibler 結婚記念プレイマット発売中。Steve ArgyleによってBrian Kibler とその妻Natalieに加え愛犬のShiroが描かれた美麗なイラストが目を引くこの商品は1000個限定。現在$29.99、日本円にしておよそ3617円。欲しい人は頑張って手に入れてほしい。


http://sales.starcitygames.com/carddisplay.php?product=1173084
 対抗戦終了。とりあえず6000位台に滑り込んで柚子2枚ゲット。後はリングで何とかなるんでCラン4位でも気にしない。どうしても最上位欲しければ転部しないとダメっぽいね。今回の仕様だと6回ぐらいは喝が入るんで3回ぐらい喝が入っちゃうお茶らけた部活にでも行けば何とかなるかな。後は炭酸を用意できるだけの資金力。
 
 ふむふむ用のステップが体育祭仕様。この学校の体育祭はマラソン→レイド→対抗戦と推移していったので妥当な感じ。報酬のガールは特にどうでもいいんでクラス順位維持と副セン強化専念したい。うまくいけば副セン最底辺が19492程度にはなりそう。
スーパーマリオサンシャインやってたら当日炭酸が余った

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